【仮説】文章を書かなくても、文章がうまくなるレッスン

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letters, numbers, blocks

Free-Photos (CC0), Pixabay

アイデアばっかり出して、そのアイデアを実現させるための時間と手が足りなくなってしまうのは、子どもの頃からの私の悪いくせですが、水面下で着々と進んでいる企画も、ちゃんとあるんですよ。

アレとか、アレとかさ。

おかげさまで、文章を毎日書き続ける仕事をさせていただいてますが、最近、すんごく思うのです。

いい文章って、何だろう?

うまい文章って、結局、何?

世の中には「美文」「名文」と呼ばれる文章があります。

しかし、単体で美しかろうと、全体で意味不明なら、そんな文章は書いても仕方なかろうと思うんです。

少なくとも実用面では。

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世の中、いろんな文章があります

書籍の原稿は、まず数万字を書き通すエネルギーと、膨大な情報量を交通整理してまとめる能力が必要です。

雑誌の原稿は、厳密な字数(行数)制限が設定されている場合も多いのです。よって、その制約の中で削れるところを削って、うまく整える力が求められますね。

各種オウンドメディアなどに納品する、無署名のWeb原稿もあります。これは、決められたテンプレート通りに、あまり凝らずにサクサクと書き進める力量が必要です。
また、そもそも原稿の依頼に慣れていないクライアントも少なくありません。SEOには詳しいかもしらんけど、他人に文章を書かせるときにどのようなディレクションをすべきなのか、自分の希望を他人に伝えることが不得手な方がいます。
それで、納品した後に当初の依頼とは矛盾した要求を後で突きつけてくることもあります。もともとの依頼の情報量が少なく、ほぼ丸投げしてくるところもありますね。

一方で、今は、ある実際に起きた事件を題材にした「おとなの絵本」を作っていましてね。

原稿はほぼ出来上がっているのですが、これがねえ、本当に厄介で難しいのです。

何かを説明する文章なら慣れているんですが、絵本の場合は、ただ状況を説明するだけでは、本来の意味で「何かを伝えた」ことにはなりません。

人間の五感で知覚できるところを、言葉に乗せて読者へ送り届けなければなりません。それによって、感情の揺れを引き起こす必要があるわけです。

まさに「暗中模索」という状況で、編集の望月さんには原稿をお待たせしたりと、ご心配とご迷惑をお掛けしています。

まあ、絵本の裏テーマが「迷惑について」なので、あんまり軽々しく、ここで迷惑という言葉を使うのも、どうかと思うんですがね。

過去には『東京ガールズ選挙』というライトノベルも出版させてもらいましたが、絵本や小説のような文章は、まだまだ試行錯誤の連続です。

よって、フィクションなり物語などを綴る、文芸的な原稿に関しては、他人様に何らかのレクチャーをするような立場ではありません。

しかし、小難しいことをわかりやすく説明することを目的とする文章の書き方なら、教えられることがありそうです。

かつて、谷崎潤一郎が『文章読本』を出版し、それにならって、川端康成や三島由紀夫などの錚々たる顔ぶれが、同タイトルの文章の書き方指南書を出しています。

もちろん、今もたくさん出ていますよね。

ただ、「文章の書き方」の教え方って、どれもこれもワンパターンにハマってませんか? ……ってことなんです。

「論理的な文章 = 堅い文章」は、大間違い

私には、持論があります。

文章の「てにをは」とか、専門用語をわかりやすく言い換えるとか、句読点を適切に打つとか、そういったことが「どうでもいい」とは申しません。

しかし、たとえ文章としては意味を理解できても、その綺麗な文章が羅列された原稿全体を通して読んだら「意味不明」ってことが、往々にしてあります。

なぜ、そういうことが起きるのか。

それは、各文章の置かれている順番がおかしいからです。

要は、論理性が不足しているんですよ。

論理性は、なにも政治経済とか、医療や物理などといった、お堅い文章の専売特許ではありません。

芸能・スポーツ・ファッション系の説明文にだって、論理性は必要なのです。

そして、文章の並びを変えただけで、グッと意味が読み手へ迫ってくることが、十分にありえます。

つまりですね、「文章を書かずに文章力を高める、ならべかえレッスン」みたいなものって、いかが? ……ってことを申し上げたい!

たとえば、文章を4つ出して、「どう並べたら、筆者が何が言いたいのか、一番スッと伝わりやすいですか?」という問題を出して、読者に考えてもらう!

そして、答え合わせをしながら、物事を伝えるというスキルの本質を感じていただく!

正解はひとつじゃありません。文章表現でいくつかの可能性はありえますが、「これはありえない」という不正解は絶対です。

流れるように読める、わかりやすい文章には、もれなく「論理性」が配合されています。

文章の「てにをは」や、誤字脱字だったら最悪、校正者か編集者に直してもらうこともできます。

文章の形式面を整えることは、その筋のプロフェッショナルにお任せして、著者は著者がやれる仕事に集中すべきだという、役割分担主義に開き直った立場も、それはそれでありでしょうよ。

……怒られちゃうかな、誰かに。

「ならべかえレッスン」は、出版という方向性に限らず、本当に必要な人へ向けて有料コンテンツにしてWeb上で提供してもいいでしょう。最終的には、アプリにするのも面白いかもしれませんね。指で動かしたら、文章が動いて入れ替わる……みたいな。

まずは、どういう問題を作るべきか、センスが問われますな。オレ様の……。

ナガミネ文晶塾

 

 

 

 

 

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