「本好きは、こんな本屋に行かない」という 物言いの 傲岸不遜ぶり

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

LubosHouska / Pixabay ※写真はイメージです。

有隣堂/東京ミッドタウン日比谷に新業態「HIBIYA CENTRAL MARKET」出店 (流通ニュース)

都心に新しい書店ができました。

有隣堂書店は、横浜などを拠点にチェーン展開していて、関東方面、少なくとも神奈川県民にはおなじみの存在でしょう。

その有隣堂が、日比谷にチャレンジングな店舗を仕掛けて、今週の「ガイアの夜明け」(テレビ東京系列)でも特集されていたようです。

今週の「ガイア」は たまたま観られなかったですが、なかなか凄そうな「書店」ですよ。

以下、参考としていただくための「引用」として写真を載せます。

たしかに、本屋らしくはない。

でも、面白そうです。

記事の中では、この「ミッドタウン日比谷」に仕掛けた有隣堂の挑戦に対する、批判が紹介されています。

「素人が選んだ本」

「本好きはいかない」

「あまりにひどすぎて、有隣堂で働いてる人たちがどう見てるか心配するレベル」

「書店のノウハウしかもってないのに……複合店なんて無理以外のなにものでもなかろう」

キャリコネニュースより)

中でも「本好きはいかない」というコメントがひどい。

この店に「本好き」がいくかいかないかは、どっちでもいいんです。

批判は結構なんですけども、「本好き」を自認するならば、一度ちゃんと考えてから感想を書くべきでしょう。恥ずかしいです。

「本好き」を相手にする書店なら、とりあえず大量に本を並べておけば満足してもらえます。

「本好き」は、勝手に好きな本を探します。

ただ、そんな書店は駅前に既にたくさんあります。

なのに、経営は苦しい。

「本好き」様と誠実に向き合って、商売をしていたって、「欲しい本が全然見つかんねえなぁ」「ベストセラーばっかで、ダサい店だな」と御託を並べ、立ち読みか冷やかしばっかりで、買いやしないでしょう。

仕方ないのです。求めてもいない大量の情報が、スマートフォンにどんどん飛び込んでくる時代です。

つまり、情報がインフレを起こしていて、価値がドンドン下がっています。

いわば情報の贅沢病にかかっているのです。「本好き」様は。

書店は もはや「本好き」様ばっかり相手にしていられません。

そんなお人好しなことだけ続けていたら、「ジリ貧」になり、経営を続けられなくなってしまう。

だからこそ、こうやって別の角度から切り込んで、起死回生のチャレンジをしているのではないでしょうか?

自らリスクを取り、身を削って、前に進もうとしてるんですよ。

もっとライトな層や、そもそも本が嫌いな層を取り込むために、試行錯誤を繰り返しているのです。

「本が少ない本屋」に、フラッと立ち寄った「本好きでない人」が、何かのきっかけで、おしゃれな服や雑貨の横に立てかけてあった、1冊の本と出会って衝撃を受けて、そこから「本好き」になる可能性は十分にあります。

有隣堂さんは、人の流れが絶えない日比谷で、数百人、数千人にひとりの「見込み客」を、少しずつ増やそうとしているのではないでしょうか。

すぐに元を取れないかもしれませんが、とても文化的な営みです。

一見すると派手な店のようでいて、とても地道な試みです。

一緒にすると怒られるかもしれませんが、私も法律を切り口にして、社会のしくみの面白さや、現実の動きなどを、あの手この手で伝えようとしています。

難しい話が好きな人たちばかりを相手に仕事をしていたら、ライターは食えません。そんなこと、プライベートでやっていれば十分です。

難解な話を、可能な限りわかりやすく解きほぐすことによって、新たな潜在需要を堀りおこし、書籍や記事の新たな可能性を、自分なりに見いだそうとしています。

うまくいかないことのほうが、はるかに多いですが、書き手は書き手で、その置かれた立場なりに、本の商品力を可能な限り引き上げ、「本好き」を増やして、書店や出版社の売上げに貢献したいと、切に願っているのです。

自分の書いた本が、誰かにとっての「最初の一冊」になれれば、こんなに嬉しいことはありませんよね。

特にオチはありません。

スポンサーリンク
[PR]

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローしませんか?

スポンサーリンク
[PR]