敢えて言おう。盗まれる仮想通貨には価値がある。 ― 5.2億XEM流出事件

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引用元:Abema news

コインチェックの前身は、物語投稿サイト「STORY.jp」を運営していたレジュプレスという会社で、間接的に出版にも関わっていました。
数年前のベストセラー『ビリギャル』は、「STORY.jp」に投稿された話を基にしていたのです。

なので、私は、コインチェックという仮想通貨取引所に好感を持っていました。物語投稿サイトから仮想通貨取引所への転身というのは、だいぶ繋がっていないようにも思えますが、ビジネスにはそれぐらいの臨機応変さ(いい意味での節操のなさ)も重要であると考えています。

コインチェックに口座も持っています。去年の夏から空っぽにしてますが。

今回、ハッカーの不正アクセスによって盗まれた可能性が高い、NEM(ネム)という仮想通貨も、私は大好きです。

話題のビットコインよりも、通貨として遥かに高性能で、契約や保険などの自動執行機能を組み込める「スマートコントラクト」も搭載しているので、法的な役割でも注目を集めています。

今年中に予定されている「カタパルト」というバージョンアップが実現すると、おそらく人類史上で最もとんでもない通貨になるといっても過言ではありません。

今回の犯人は、カタパルト直前に価格が急騰するであろうNEMを、そのタイミングで売り払う気なのでしょう。

間違いありません。

ブロックチェーンという相互認証システムの力で、犯人の取引の動きは追えるはずなので、できれば特定して とっ捕まえてほしいですよね。

北●鮮の工作だったらどうしよう。(ボソッ)

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セキュリティが甘かった?

2018年1月26日は、経営陣の和田さんと大塚さんにとっては悪夢のような一日だったでしょう。

彼らも被害者なんですが、お金を扱っているビジネスの社会的責任の大きさから、被害者ぶっていられません。

日本の大手仮想通貨取引所「コインチェック」から、同社が保有している仮想通貨NEMの、ほぼ全てにあたる5億XEM以上が不正に出金される事件が発生しました。

日本円にしたら580億円相当ですから、被害額がとんでもないです。

普段、裁判所では、コンビニのおにぎり3個(被害額400円相当)の万引き事件とかを傍聴している身です。被害額数百万円の詐欺事件でも、ひでぇなぁ……と感じて見てます。

だから、被害額「5.2億XEM」って、とんでもない数字だなと。

ちなみに、NEM(ネム)の通貨単位は「XEM(ゼム)」なんです。

どうして呼び替えてんのかは、よくわかりません。かっこいいからですかね?

今回の緊急会見での質疑応答の中で、コインチェックの仮想通貨管理に関するセキュリティの甘さが浮き彫りになってきました。

「マルチシグ」「コールドウォレット」での対策を採っていなかったというんですね。

マルチシグは、要するに「仮想通貨の金庫」というものがあると仮定したとき、その金庫にかける鍵の数を増やしましょうってことです。

コールドウォレットは、外部のハッカーがアクセスできないよう、ネットに繋がらない外付けハードディスクみたいなもんに、仮想通貨のデータを保管しとけよ、ってことですかね。

これ以上、技術的に詳しいことは書けません。しょせん文系なので許してください。

じつは、NEMという仮想通貨そのものに、すでにマルチシグは組みこまれているんです。ですから、コインチェックがマルチシグの対策を採っていなかったとして、そのせいで盗まれたのかどうか。よくわかりません。

他の取引所は、NEMについて二重のマルチシグをかけて、がんじがらめで管理してるって事なんでしょうか。

ただ、コールドウォレットに対応している取引所って、そんなに多いのかなと。私が知る限りでは、みんなのビットコインぐらいです。

公式に発表していなくても、どの取引所でもやっているものと信じましょう。

こうなってくると、コールドウォレットは仮想通貨取引所を運営する上での、最低限の装備にならなきゃいけませんね。

NEMの相場、いったん暴落しています。

だけど、記者会見の時間帯(27日に日付が変わったあたり)から、いったん持ち直しているようにも見えます。

因果関係あるか知らんけど。

これは、いわば「NEMの総本山」である仮想通貨取引所「Zaif」のチャートです。

ただ、NEMという仮想通貨そのものに問題があって起こった事件ではないので、やがて価格は元に戻るでしょう。

というか、Zaifでも、今年の1月6日に不正出金騒ぎがあったんですけどね……。

ただ、今回のコインチェックの件は、被害規模が遥かに違います。

コインチェックは、金融庁の審査をまだ通っていない

日本の仮想通貨取引所は、金融庁の厳しい規制を受けています。

2017年9月に、大小合わせて11社の仮想通貨取引所が審査を通過し、17社が審査継続中です。

この審査が通らなかったほうに、コインチェックが含まれています。

でも、去年の9月以前から仮想通貨取引所として動いていた実績があるなら、審査継続中でも経営そのものはやっていいとの特例があるんですね。

だから、コインチェックは営業を続けていられました。

まぁ、まだ金融庁の審査を通ってないのに、出川さんを起用したCMを大々的に打っちゃって、大丈夫なのかなと、ヒヤヒヤしてましたけどね。

コインチェックが金融庁の審査をなかなか通らない理由は、「取扱銘柄のバリエーションの多さ」ゆえだと言われていました。

ビットコインやNEMを含めて、国内最多級である13種の仮想通貨の取引ができます。

だから「こんなにたくさん、ホントに管理できるの、あんたたち?」と金融庁は心配したんでしょう。

特に「モネロ」「ジーキャッシュ」「ダッシュ」といった、匿名取引ができる仮想通貨を3つも扱っているコインチェックは、いったいどういうつもりなのか……?

ひょっとして、マネーロンダリングやテロ資金提供など、犯罪すれすれ行為の片棒を担ぎたいんじゃないかと、金融庁にかなり疑われているようです。

でも、それ以前に、顧客資産に関するセキュリティの甘さが、審査を通らない根本的な理由だったのかもしれません。

コインチェックに預けてた日本円すら引き出せない?

いくら、いったん業務停止せざるをえないとはいえ、こいつは不安になりますよね。

全容解明が済み次第、日本円と、NEM以外の仮想通貨は、一日も早く引き出せるようにしてほしいものです。

あとは、コインチェックが業務再開したとき、どれぐらい万全なセキュリティ対策を採って賦活してくるか、今後の発表が見物ですね。

被害補償は大変でしょう。

なにせ、580億円です。

だけども、どうか潰れないで、生き残ってほしいものです。

ピンチはチャンス。

こうなったらコインチェックは、世界一高度なセキュリティ対策を引っさげて復活すればいいんです。

まだ何も終わっちゃいません。

仮想通貨は、仮に無くなっちゃっても そんなに痛くない余剰資金で投資するのが大原則です。

でも、数百万、数千万も儲けたら、たとえ余剰資金でも不安になりますよね。

仮想通貨長者の中には、資産管理を取引所まかせにせず、ネットに繋がらないコールドウォレットを自前で所有して、自己管理している人も増えています。

資産管理が心配になるぐらい、仮想通貨投資で稼げると、人生、楽できるんだろうなぁ~~。

いいなぁ~!

わたくしは引き続き、原稿の執筆で、着々と小銭を獲得し続けます。

唯一の取り柄だし。

今後とも、どうぞよろしくお願いします!

後日談(2018.01.28)

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