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~ Web宇宙に漂う微小元素 ~

原稿に「あと500字」付け加えたいときの 簡単レシピ

 物書きになるような人間は、気づいたら原稿の指定字数を軽くオーバーしちゃってるようなタイプが多いんじゃないかと思いますが(自分勝手基準)

 でも、何かの拍子に、あるいは編集者から依頼されて、未知のジャンルについて原稿を書いていく場合があります。

 そうなると、どうしても「あともうちょっとなのに、埋まらない!」という事態に陥りがちです。

 よく知らない不案内なジャンルだからこそ、下手なことを書けず、守りに入らざるをえないのです。

 

 特にWeb記事だと、「これ、明らかにテキトーに埋めにいったな」という原稿をしばしば目にします。

 言葉を換えて何度も同じことを繰り返していたり、犯罪や不祥事に関する記事を「いかがなものだろうか」「心を入れ替えてほしいものである」みたいな、空虚な締めくくり方をしちゃったりするわけです。

 では、どうすれば、「あと500字」という近くて遠いゴールまでの距離を埋めることができるのでしょうか。

 原稿に、ちょっとした小鉢をもう1品増やしたいときの、簡単レシピをご紹介します。

 

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1.歴史をひもといてみる

 テーマに関する「過去」を調べてみてはいかがでしょうか。現代人の常識を覆す、意外な事実が分かるかもしれません(or 分からないかもしれません)。

 図書館や新聞記事などで資料を集めるのが王道であり、それに超したことはありません(引用の形にしておけば、もし内容に誤りがあっても、引用元の筆者のせいにできます 笑)。

 ただ、時間が無ければWebリサーチでもいいでしょう。その場合は、まず間違いなさそうな無難なネタを1個だけ採り上げておけばボロが出ずに済みます。仕事で使う以上、Wikipediaも信用しすぎてはいけません。新聞記事のWeb版の引用が、次善の策といえます。

 

 

2.外国と比較してみる

 現在と過去を比較する切り口とは別に、場所を変えて、日本と外国を比較する切り口もあります。時間軸と空間軸で「時空を超える」比較手法は、どのジャンルでも使えますね。

 注意点は、歴史との比較と同じです。ただ単に、原稿の字数を埋めるためのリサーチなのですから、やはりボロが出すぎないよう、「攻めたネタ」を引用するのは避けましょう。

 

 

3.統計を引用してみる

 個人的には、どうしても文字数が埋まらない場合、テーマに関する統計の引用をリアルに使っています。

 Webで「●● 統計」などのキーワードで検索して、できれば図書館でもいくつか探してから、その原稿にしっくり溶け合いそうなネタを選びましょう。

 チョロッと引用するだけですので、省庁などの公的機関や大企業などのシンクタンク等が出した統計のほうがベターです。少ない分量にして、漠然とした信頼感を醸し出すことができるので、便利です。

 個人的には、導入部分で統計ネタを引用するのが好みですが、もちろん後半や最後でも構いません。

 文字数さえ埋まれば、順序など どっちだっちゃ構わんのです。

 「統計なんか、統計を取る組織のご都合主義であり、信用できない」という人もいて、たしかにそういう面もあります。だからこそ、統計も引用の形式にするのを忘れないようにして、間違いの責任を自分が負わないように保険を掛けておきましょう。

 

4.編集者に相談する

 まー、これが一番頼りになる対策ですよね(笑)

 何かいいネタをこっそり隠し持っている可能性も期待できますし、うまくいけば、分量が足りなくても大目に見てもらえるかもしれません(or 許してくれないかもしれません)。

 インタビュー記事で文字数が足りない場合、インタビューを終えた相手にメールなどで追加質問を投げるなども、これの応用編といえます。
 その場合は、〆切ギリギリの余裕なきスケジュール段階になって追加質問を投げて迷惑を掛けないよう、早めに手を打っておきましょう。

 

 それでは、原稿の隙間が埋まらないすべての皆さんの、ご武運を祈ります!

 

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いらっしゃいませ

長嶺 超輝

長嶺 超輝

「ナガミネ マサキ」 と読みます。たまに、「カンダ マサキ」と間違われます。 [詳細]

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