the みねラル!

~ Web宇宙に漂う微小元素 ~

私の知らない「WebPR記事」ライティングの世界

 こんにちは、

 先日、Newsweek日本版に寄稿させていただいた「ハロウィンのコスプレは法に触れる可能性があります」が、おかげさまで大変好評でございます。どうも有難うございます。

 私としては、ちょっとした小ネタのつもりで書いたのですが、一時的に天下のYahoo!トップページに載せてもらったために、なんと、Twitterで2000ツイートを超えております。

 これは「バズっとる」と言ってよかでしょう。

(ちなみに、Yahoo!トップへの掲載は、拙著『裁判官の爆笑お言葉集』を紹介してもらった2007年春以来、約9年半ぶりです。久しぶりの感覚で、若干ふわふわしております(笑)

 ヤフーニュースのほか、Newsweek編集部を通じてBLOGOSにも掲載していただいてます。ハロウィンの話題ネタのひとつとして、ぜひどうぞ。

 
 


 

 昨日、WebPRを請け負うベンチャー企業の「ライティング勉強会」に行ってきました。

 最近、ここで1件だけ仕事を依頼されて、記事を書いたことがあります。

 

 無署名ですね。

 まぁ、企業に代わってPR記事を書くわけなので、私の名前を前に出すわけにもいかないでしょう。いわゆる「ゴーストライター」です。

 いちおう、ライターとして10年やってるわけですし、「勉強会」は別に行かなくてもいっかな~~とは思ってましたが、記事を書いたときに、かなりの難しさを感じたのも確かなので……

 結果、行っといて正解でした!

 今まで書いてきた原稿執筆とは、だいぶ勝手が違うようです。

 

 一番得意なのは、理屈とか根拠を推進力にして、前から後ろへドミノ倒しのような感覚で書いていく原稿です。Newsweekさんに寄稿しているのは、だいたいそういうタイプです。

 あとは、『裁判官のお言葉』とか『変な地方条例』みたいな、おもしろネタを片っ端から集めまくって紹介していくようなタイプですね。

 ただ、後者は書き手に主導権はありません。主役は「おもしろネタ」なので、ネタの面白さに原稿の面白さが依存してしまう危うさはあります。

 原稿を面白くするために、嘘のおもしろ条例を作るわけにもいきません。

 

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原稿を書く前に、運命が決まっている?

 

 そして、これから本格的に請け負おうと考えているWebPR記事の執筆……。

 企業の代表や、その企業を取り巻く人々にインタビューを行い、それを「企業物語」としてまとめて、ブランディングに活かしていくという目的がございます。

 特に、社長が心に秘める熱い思いやビジョンが、うまいこと社員に伝わっていない、という課題を抱える企業がたくさんあるそうです。

 日本人の一人あたりGDPが、先進国の中でも低レベルなのは、「仕事にやり甲斐を感じられず、手を抜く会社員が多いから」というのが、編集長の持論。

 

 企業の歴史と現在、将来を描き出す「物語の力」で、働く社会人のやる気を引き出して、日本を元気にしたい……。

 そういう目的があるようなのです。

 

 物語なら何度か書いたことはありますけど、PRでは当然ながら「創作しちゃいけない」という縛りがあります。

 企業側から与えられた材料を組み建てて、社内外で共感を呼ぶストーリーを作らなきゃいけないわけです。

 

 結局、原稿を書く前に、インタビューで集まった材料次第で、その原稿の運命は決まっちゃってるんじゃないでしょうか?

 「インタビューで何を引き出せるか」が、原稿が面白くなるかどうかの勝負ですね。

 取材段階で、原稿の完成度も8割がた決まっちゃいそうですね。

 そのためには、事前リサーチが必要な場合もあるでしょうし、その場で相手の気分を乗せるやりとりも有効ですよね。

 

 そして、PRで重要なのは『誰ひとりとして傷つけちゃいけない原稿』だそうです。

 企業にとっては、情報発信自体がリスク要因なのだが、もはやリスクを取らなければ共感は得られない。しかし、事前に避けられるリスクは事前に排除すべきだと。

 たとえ、企業の物語に関係あるとしても、社長がプライベートで高級リゾート地に遊びに行ったことは盛り込むべきではないと。なぜなら、社員の共感を得られづらいから…… なるほどね。

 他にも、「スマホ対応」として、「一文は短く」「余計な漢字は使わない」という注意もされました。

 

 確かにね…… 『長嶺超輝』の署名原稿は、私がリスクを負えばいい話ですが、ゴーストライターが他人にリスクを負わせちゃいけません。

 じつは、過去に他の方の著書原稿を4冊ぶん代筆したことがあるのですが(うち、弁護士2名)、ゴースト案件は、書いていて嫌になることもあります。自分の意見と違うことも原稿の上に書き落とさなきゃいけないからです。

 なので、追加の依頼を一度断ったことがあり、ゴースト業務からは3年ほど離れてきました。

 でも、企業物語なら、個人の意見というより「事実」がベースですから、嫌な気分にさせられることは少ないかなと。

 

 
 WebPRに関しては、これから伸びていく成長途上の領域でしょうから、今後、ここでも有効なノウハウ等を共有できることもあるでしょう。

 仕事の中で、新たな何かを掴みたいと思います。

 

 

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いらっしゃいませ

長嶺 超輝

長嶺 超輝

「ナガミネ マサキ」 と読みます。たまに、「カンダ マサキ」と間違われます。 [詳細]

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▼東日本大震災の被害に付け込んだ 卑劣な犯罪の記録。「地震大国」に住む以上、目を背けるわけにいかない現実

▼ポルポトがぶっつぶしたカンボジア出版業界の復興に貢献したい……。はたして何カ年計画!?

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