さきほど、朝っぱらから、新案件のインタビュー記事を脱稿いたしました。
かなり手こずってしまい、「3500字程度」といわれていたところ、5000字近くにまで達してしまったのです。
これはヤバい!!
今までのクセで「ヤバい!」と、つい思ってしまうのですが、字数オーバーしても「削れ」と言われないのが、Webの愛すべき美点です。
しかし、ビシッと まとまらないのです。
すごくモタモタした文章になってしまう。
インタビュー記事の難しさって、「自分発信の言葉を封じられる」ところにあるのかもしれません。
他人によって話されたものを、首尾よくまとめるわけですので、その人の言葉を組み合わせて原稿を作るしかない という厳しい制約が課される難しさがあります。
だから「この部分さえ埋まりゃあ、綺麗に流れる文章になるのに、埋まってない! 聞きそびれた!」ってことがあります。
幸い、今回は話者による原稿チェックがあるようなので、「この人だったら、こう言いそうだな~」という答えを想像して、こちらで勝手に埋めさせてもらいました。
違うんだったら修正してくれたまえ! 無記名原稿なんだから、あとは知らん!(笑)
今回、モタモタ感を和らげるために、久しぶりに絞り出した執筆テクニックがあるので、せっかくだからブログで紹介して、みんなで共有させてもらおうと思います。
じつはこれ、司法試験の論文でも効果的だったんですよね。
司法試験も、自分発信の言葉をなかなか使わせてくれませんが(だから苦手だったわけですが)、このテクニックを使うことで、オリジナリティなんか出さなくても、採点者に対して強引に印象に残させる文章を仕上げることができます。
文章の最初と最後を合わせに行く
まず、その原稿で主軸となるフレーズを設定します。
インタビュー記事だったら、取材ノートから探してください。
「あの人の話、つまんなかったからな~」で済ませちゃ、もったいないです。
相手は、あなたとは違う人生を送り、違う価値観を持っている人間なのです。
強烈なインパクトこそ無くても、何かしら印象に残るフレーズが記録されているはずです。
それを拾い上げ、原稿のできるだけ初めのほうに書きましょう。
そして、同じフレーズを使って、原稿の最後を締めます。
これだけで、なんとなく文章全体が引き締まった感じになるから不思議です。
漫画や小説で言えば、あらかじめ張った伏線を回収しているような心地よさを感じさせるからかもしれません。
茂木先生に言わせれば、ちょっとした「アハ体験」かもしれませんね(笑)
決して難しいテクニックではないので、ライターに限らず、文章を書いていて困っている方は、参考にしてみてください!
文章に限らず、プレゼンテーションや講演などでも使えるかもしれません。
こうやってブログに書き散らかすだけで、この情報を必要とする人が 検索して見つけ出してくれるのも、Webの愛すべき美点です。