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国会図書館の蔵書を、スマホで調べて館外でキープする方法

time 2016/10/02

国会図書館の蔵書を、スマホで調べて館外でキープする方法

皆さんは、情報は全てネットで手に入ると思っていないでしょうか。

確かに最新情報を入手するのは、ネットが最も便利で早い。

だが、インターネットの歴史など、たかだか20年です。

情報を深く掘り下げようとするなら、紙媒体に勝るものはありません。蓄積とバリエーションが圧倒的に違うのです。

 

ダントツで日本最強の情報テーマパーク。

それは、どこかにあるユートピア。

そこには、日本で出版されたあらゆる書籍が揃っているという。

書籍だけで1000万冊、雑誌なども含めれば3000万冊ともいわれます。

CDやDVD、地図なども大量に揃っていて、専用の部屋もあります。

 

本棚に1000冊ささっていても、かなり場所をとりますが、

その数万倍もの読み物があるという、まさに俗世の桃源郷。

 

どうしたら、ゆけるのだろう。

教えてほしい。

その規格外のユートピアは、永田町にあるのです。

国会議事堂と最高裁判所に挟まれている、その国の名は……

 
ガンダ国会図書館です! ーラ

 

 

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理念がやたらとカッコイイ!


◆国立国会図書館法 《前文》

 国立国会図書館は、真理がわれらを自由にするという確信に立つて、憲法の誓約する日本の民主化と世界平和とに寄与することを使命として、ここに設立される。

 
 すごい立派な抽象概念の連続! しびれます。

 

 たしかに知識や想像力をしっかり身につけて、それに裏付けられた勇気や行動を続けていなければ、人はいつまで経っても他人に騙されたり強制されたりしたままで、自由には近づけないのかもしれません。

 だけど、真理だけでは、おなかが空いちゃうよね。

 

ろくに飲食店がない永田町のオアシス!

 永田町一帯は、飯を食う場所がゾッとするほどないのです。自民党本部方面に向かい、駅のほうへ行くと、そこそこありますが、結構歩きます。でも、調べ物の間、腹を満たすためだけに、わざわざ出かけていくこともありません。

 国会図書館の中には、3つの飲食店があるので便利です!

 

  • 国立国会図書館 NORTH CAFE (本館3階・ATMのそば。基本的に人通りが少ないので穴場)
     
  • フェリカ 国会図書館店 (新館1階・喫茶店です。打ち合わせで、たま~に使います)
     
  • フードラウンジ ほっと (本館6階・メインの食事処ですが、グルメな方は味に期待してはいけません。空腹を満たす目的に徹すべきです。牛丼とカレーが合体した旧名物「国会丼」の正統な後継者である「図書館カレー」に注目です)

 

 注意点があります。国会図書館の資料は、貸出しには一切応じてくれません。

 鑑賞するのは、すべて館内で。

 それでもまったく問題ない魅力が、そこにはあります。

 どうしても外に持ち帰る必要があるなら、コピーを申請しましょう。紙なら1枚25円、デジタル情報なら1枚15円です。

 また、国会図書館は18歳以上にならないと入れません。

 成人向けの雑誌や漫画もありますし、世界でここにしか残っていないような、めちゃくちゃ貴重な本もありますので、ガキンチョの皆さまが汚したり失くしたりしないようにするためです。

 

 国会図書館の棚には、たくさんの専門書や雑誌バックナンバーが並んでいます。

 だけど、われわれの目に触れる範囲のものは、文字通り「氷山の一角」です。

 ほとんどの本は「閉架」となっていて、地下に眠っているので、スタッフに頼んで取りに行ってもらわなければなりません。

 一般の利用者は入れませんが、なにしろ地下8階まであるのです。核シェルターでもこんなに深く掘らないでしょう。

 永田町という場所柄、秘密の「地下空間」でもあるんじゃないかと想像してしまいますが、真相は棚の中です。

 

 

 出してもらうまで20~30分ぐらい待たなければなりませんが、申込みは簡単!

 備え付けの申込み専用PC端末でログインして、検索してオンライン上で申し込みます(新規利用者は、利用者カードを作らなきゃいけません。身分証をもって新館へどうぞ)。

 私が初めて国会図書館を訪れたのは、2002年のことです。司法試験予備校のお勉強合宿に参加するため、九州からやってきたついでに寄りました。

 当時は、いちいち用紙に書き込み、窓口に提出して申し込みました。その頃に比べれば、便利になったものです。

 今でも、議会官庁資料室など、専門の部屋で閉架になっているものを出してもらうには、当時と同じように用紙に書き込みますが、ほとんどはオンラインで大丈夫です。

 

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 端末は、本館と新館、合わせておそらく100台ぐらいあります。土曜日は混み合いやすいですが、平日はまず問題なく使えるはずです。

 使い方がわからなければ、近くで暇そうに座っているスタッフがいるはずですので、遠慮なく声をかけましょう。

 閉架からの出庫を一度に申し込めるのは、書籍3冊・雑誌10冊が上限です。

 ですが、読み終わって1冊返せば、また1冊申し込めるシステムです。まだ読みたい資料があるけど、他にも追加で申し込みたいものが出てきた場合は、読み終わったものから返却すれば大丈夫です。

 

 なお、書籍は本館、雑誌は新館でしか受け取れませんので、ご注意ください。

 

ご自分のPCやスマホからでもログインできる!

 

 しかし、国会図書館に行かなきゃ蔵書を検索できない……というわけではありません。

 NDL-OPAC

 

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 NDL-OPACへは、自宅のPCや、手元のスマホからもログインして操作できるので、たとえ満員電車で移動中でも、国会図書館の膨大な蔵書を検索できるのです。

 調べものの時間を有効に活用できるんですよね。

 

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そして、気になった本は「マイリスト」という場所に保存しておけばいいのです。

個人のIDと紐づいているので、国会図書館の端末を操作するとき、それまで貯めてきたマイリストから、まとめて申し込めるので非常に便利です。

さすがに、蔵書の申込みをするのは国会図書館まで足を運ばなきゃいけませんが、「マイリスト」のことを知っておくだけでも、大幅に時間短縮できますよ。
 

 

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 もっとも、会員登録していないと、マイリスト機能は使えないので悪しからず。

 地方にお住まいならともかく、東京近郊に住んでいるなら、国会図書館は使い倒さなきゃ損です。

 税金で運営されているんですから。

 民間最大の雑誌専門図書館である大宅壮一文庫では、入場料300円で10冊借りられて、さらに借りるなら100円払って10冊借りる権利を買うシステムです(でも、国会図書館にすらない資料がたくさんありますので、それだけの価値があります)。

 大宅文庫は、それでも赤字運営を迫られているらしいです。

 それを思うと、国会図書館にどれほどの税金が投入されているのやら…… 気が遠くなりますが、使い倒せばいいだけの話ですよ。

 もし、九州に、国会図書館(と東京地裁)があれば完璧なんですが、いっそ税金をさらに投入して、資料のデジタル化を促進していただければ、地方にいてもこの情報テーマパークを堪能できるようになるはずです。

 

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いらっしゃいませ

長嶺 超輝

長嶺 超輝

「ナガミネ マサキ」 と読みます。たまに、「カンダ マサキ」と間違われます。 [詳細]

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