“過払い金批判”の山本善平裁判官「公金をくすねてタダ酒を……」

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 「県庁、組合腐っていた」 厳しく批判、岐阜地裁
  共同通信 2007年6月29日
 岐阜県庁の裏金問題で、元県職員組合副委員長の木下三千男被告(50)に有罪判決を言い渡した岐阜地裁の山本善平裁判官は29日、判決理由で「岐阜県庁も組合も組織として腐っていた」と厳しく指摘した。木下被告は記者会見し「厳粛に受け止める」と話した。
 山本裁判官は、組合への裏金の集約を主導した県庁の当時の幹部らについて「裏金の存在を隠ぺいするために悪知恵を働かせ、監査の及ばない組合に押し付けた」と述べた。

 幹部が裏金を遊興費に使った点にも触れ「公金をくすねてただ酒を食らうという公僕としての志を欠いた卑しい行為を長年平気で続けてきた。県庁も組合も組織として腐っていたとしか言いようがない」と非難した。
 木下被告に対しては、全額を返還し、懲戒免職などの社会的制裁を受けていることなどを執行猶予の理由に挙げた。

 山本善平裁判官は、現在は裁判所を退き、弁護士として活動している模様です。

 

 9年以上前の判決ですが、「公金をくすねてタダ酒を……」「卑しい行為を長年平気で……」などというフレーズから、今でも、いろいろと思い起こされるものがあります。

 思い起こされるというか、連想されるというか、目を閉じればまぶたの裏に映るというか……。

 あの人がニヤつきながら弁解したり、あの人が号泣しながら叫んだり……。

 

 もっとも、大多数の公務員や政治家が身綺麗に働いてらっしゃることとは思います。

 私はあんまり、公務員の悪口は書けません。

 うちの死んだ親父も、母方の爺ちゃんも叔父も公務員だったものですから。

 

 だけど、どうせ腐るなら、心を腐らせていただきたい!

 公務員の皆さんには、自治体の発展と住民の幸せのため、日夜「腐心」していただきたいものです。

 よっしゃ、決まった! ビシッとね!

   

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そのほか、山本善平さんの裁判官時代のお言葉集 

 

「介護や福祉にかかわるようになった時の初心を取り戻せば、カムバックするチャンスも巡ってくるだろう。裁判所も期待している」

 (岐阜地裁 山本善平裁判官)2007年11月7日

 ⇒ 参院選で、特別養護老人ホームの入居者で意思表示ができない高齢者の不在者投票用紙に候補者名を勝手に記入したとして、公職選挙法違反(投票偽造)の罪に問われた48歳の元理事長の男性に、有罪判決を言いわたして。
 被告人には脳性小児麻痺にかかっていた姉がおり、14歳のときに風呂場で発作を起こして亡くなった。また、認知症の祖母を長年介護してきた母親の姿を見て、早い段階から福祉業界に興味を持っていたという。

 


「下級審が、最高裁判決に、いささか過剰に反応している」 「法律がみなし弁済の可能性を容認しているのに、司法が極端に要件を厳格に設定して、みなし弁済規定を事実上葬り去るのは異常事態で、司法ファッショと批判されかねない」

 (神戸地裁 社(やしろ)支部 山本善平裁判官)2010年3月

⇒ この件は、大手の消費者金融業者から、グレーゾーン金利(刑事的には出資法違反の犯罪にはならないまでも、民事的には過払い金として返還義務があるほどの高金利で、2010年6月まで金融業者に認められていた)で借り入れた女性が、過払い金235万円の返還と利息5%の支払いを求めて提訴したというケースです。
 消費者金融業者サイドは、貸金業法43条の「みなし弁済」(これも現在は廃止)を主張して応戦しています。

 「みなし弁済」とは、消費者金融が、返済期間や回数を明記した契約書を渡すなど、十分に説明を行っていることを条件に、借り手側がグレーゾーン金利での返済を受け入れたものとして、有効に扱う(過払い金としての返還を認めない)例外規定です。

 このみなし弁済は、最高裁が消費者金融側にとって適用条件を厳しく解釈したため、ほかの下級審(地裁など)も、みなし弁済をほとんど認めない運用をしてきたのです。


 しかし、山本裁判官は「被告のような大手が要件を順守し、みなし弁済の適用を目指したのは当然」として、みなし弁済を適用し、借り手側からのグレーゾーン金利ぶんの返還請求を認めない判断をしました。

 消費者金融も、かつてのような乱暴な取り立てもほとんどなくなり、右肩上がりの売上げという勢いも陰りを見せ、徐々に弱体化してきています。 消費者金融を一概に「弱い者いじめの業者」とすべきでなく、場合によっては、山本裁判官のようなバランスを取った判断もあっていいと思いますね。​

 実際、この件は控訴審で和解に至ったようです。

 確かに、白黒を付けても仕方がなさそう。

 たとえ廃止された条文とはいえ、立法府の国会が民主的に作ったルールを、非民主的機関である司法府の裁判所が、廃止前にどれだけいじっていいのやら……? 三権分立というデッカイ概念とも絡みます。

 

ナガミネ文晶塾

 

 

 

 

 

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