清原への裁判官説諭は、あの元プロ野球選手への説諭に似ている!?

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5月31日に、元プロ野球選手の清原和博選手に対する、覚せい剤取締法違反での判決公判、そこで示された吉戒純一判事による説諭が、話題となりました。

【清原被告説諭全文】心が折れそうになったら、お父さんの手紙を読み返して

清原和博被告判決公判 (5月31日  東京地裁)

 この裁判を裁いた私の立場から1つ申し上げたいことがあります。このような覚醒剤事件を起こしたことで、あなたは公私両面で厳しい現実が待っていると思います。覚醒剤をやめることは、あなたも知っているように、容易ではありません。

 ただ、あなたは決して一人ではありません。お父さんや親戚、支援者、証人出廷してくれた佐々木(主浩)さん、嘆願書に署名してくれた地元の多くの人たち、全国の根強いファンがあなたの更生を願っています。もし心が折れそうになったら、お父さんの手紙を読み返してみたり、支援者と相談してみるのもよいのではないでしょうか。

 専門治療を受けることもいいことだと思います。何より薬物の関係者との関わりをきっぱり断つことが大切です。あなたが会いたいと願っている息子さんたちのためにも(覚醒剤を)やめてください。息子さんのためにも一日も早く立ち直り、人の役に立つ人になってくれることを裁判所としても期待しています

[ 2016年6月1日 08:41 ]

 

以上の説諭に関して、スポーツニッポンの記者の方からの電話取材に応え、「裁判官ウォッチャー」という立場で、コメント致しました。

(ただ、ウォッチの対象にしてるのは、裁判官全員ではなく…… じつは「余計なことを言う裁判官」にしか興味がない……のは、ココだけの話)

 
この判決公判が行われていたとき、私は図書館で調べ物をしました。 スマホで説諭の第一報が届いたとき、第一印象として思ったのは、「あのお言葉に似てるな」……と。

 


『情状証人として証言台に立ってくれた、江本、衣笠、大島(渚)さんの友情を思い出し、一日も早く立ち直ってください』

 覚せい剤取締法違反事件で、プロ野球評論家 江夏豊氏に、懲役2年4ヶ月の実刑判決を言い渡して。
 (横浜地裁 広瀬健二裁判官)1993/07/15

 
『全国の野球ファンには執行猶予を望む人もあるが、法治国家である以上、責任をとってから立ち直ってほしいと思っている人もいる。 裁判官としては、後の道を選択するしかなかった』
『あなたの将来にはかつての名声も収入もないかもしれないが、それは他のプロ野球選手が引退した後も同じこと。 一日も早く過去の責任を取った上、輝かしい記録を打ち立てた者として、誇りと自信を持って生きていってほしい』

 覚せい剤取締法違反事件で、プロ野球評論家 江夏豊氏に一審で言い渡された、懲役2年4月の実刑判決を維持した控訴審判決で。
 (東京高裁 近藤和義裁判長)1993/12/24



 
仲間やファンについて触れた部分や、将来が前途多難である事実、それでも立ち直っていってほしいと、そのあたりが、江夏判決での説諭と重なります。

でも…… 裁判官が何か声を掛けるとすれば、そう言うしかないですよね。


人々を感動させ、興奮させるスポーツのプロとして活躍してこられた人が、薬物に手を出す。

その「知名度」が、かえって立ち直りを難しくする面もあるかもしれません。どこへ行っても、誰に会っても、自分のやってしまったことを知られていれば、精神的にしんどくなるでしょう。

しかし、薬物の恐ろしさについて、その身をもって世間に知らしめることができるのも、そして、今現在、薬物中毒に苦しんでいる人々に立ち直りの希望を抱かせられるのも、選ばれた人しか持てない「知名度」のなせる業だと思います。

その「知名度」は、野球の才能を支えてくれた家族や仲間、ファンのおかげなんですよね。

野球ファンでもないのに、あんまりわかったようなことを書いちゃいけませんが。

 

ナガミネ文晶塾

 

 

 

 

 

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